皆さんはこの女性を知っていますか?

名前はウィニー・ハーロウ。
彼女は「まだら肌」の持ち主です。
まだら肌とは、慢性的な皮膚疾患によって肌の一部の色素を失ってしまう「尋常性白斑」のことです。
皮膚の色素を構成するメラニン生成に必要なメラノサイトが消失、または機能停止状態にあると考えられていますが、現在でも原因や治療法などは明らかになっていない罹患率約1%という稀な病です。
ウィニーは、ファッション業界初の尋常性白斑を患うモデルとして話題になっています。
世界が彼女に惹かれた真の理由は、その強さとポジティブさにあるといわれているのです。

4歳で病が発症し、彼女自身もシマウマや牛と呼ばれた子ども時代を振り返り、いじめられた過去を明かしています。
「もし、自分の子ども時代に行くことができたら『大丈夫、これからいいことがあるから』と声をかけてあげる」
「もし、神様が私を黒人にしたかったならば、そうしただろうし、白人にしたかったなら、そうしたでしょう。でも、神様は私に両方を与えることを選んだ。オリジナルな存在として。だとしたら、それが私のあるべき姿ですから」
今年で28歳を迎える彼女は、持ち前の明るさからか、辛い状況だからこそ手に入れた強さからか、自分自身をそのまま受け入れ、愛する術を身につけてきた。そう伝えられています。
ウィニーの存在を知ったのは最近のことでした。
美容室でパラパラとめくった雑誌に彼女がいて、一瞬にして目を奪われ、いろいろなことに目がいく中、不思議と、“彼女は彼女自身をすごく愛している”ということが読者の私にさえも伝わってきました。
この仕事をしていると、女性の皆さんが “変わる瞬間”は、ある共通したタイミングで訪れることに気づきます。
それは、“ほんの少し自分に希望がもてた時”。
私は私のままで、いいのかも…。
まだまだこんなファッション楽しめるかも…。
変わってきたかも…。
なれるかも…。

“自分に自信がもてたとき”とあえて言わなかったのは、
“自分に自信をもつ”って、なんかすごく立派な、かっこいい言い方に聞こえるかもしれないと思ったからです。
もちろん、自らを信じることができ、自信をもつことができれば素敵ですが、𓈒 𓂂𓏸
人それぞれ生まれ生い立ちも違い、歩いてきた人生、経験してきたこと、周りにいた人達もひとりひとり違うわけで。
“自分に自信がもてない” そう素直に思えることも、美しいと思うのです。
今日も1日お疲れ様でした。
ゆっくりとおやすみください。