献血

献血とは?

病気やけがで輸血等を必要とする患者さんのために、自分の血液を自分の意思、思いやりの心で患者さんに無料で提供していくという社会貢献活動のひとつであります。皆さんの善意の献血によって、多くの患者さんの命が救われます。献血は人の命と命をつなぐリレーであり、これはSDGsにおける「3.すべての人に健康と福祉を」の項目における具体的な行動のひとつとなります。

献血がなくてはならない理由は?

献血で集められた血液は、交通事故といった不慮の事故等のけがをしたとき輸血に使用されるのは全体のごくわずかで、輸血で使用割合が一番多いのは一般的にがんと呼ばれている悪性新生物(日本人死亡割合第一位の病気)の治療に使われています。
では、なぜ、献血が必要なのかと言いますと現状、私たち人類は血液自体を薬、点滴のように人の手で造ることができず、長期で保存もできません。なので、私たち人間が持っている血液を病気の人に譲る献血でしか輸血ができないのが現状です。

献血できる人は?

16歳~69歳の方で基準を満たしている人です
近年、一人あたりの献血量の増加などにより、以前と比べて少ない人数で必要な血液量を確保することができていますが、献血者は依然と比べて減ってきています。私たちのイメージでは献血は怖いイメージなどありますが献血一回で体から献血する血液量は医学的に安全と言われる程度までしか献血をしないのですが献血をしていただく人のいのちも守ることが必要なため一人が1年間に献血できる回数や量には限度を設けています。そのため、患者さんに安定的に血液をお届けするためには、一人でも多くの方に継続してご協力いただく必要があります。

私たちにできることは?

献血についてみんなに知って頂くきっかけとなり、私たち一人ひとりが下記のような取り組みをすることです。
①献血が出来る人は自らの意思で参加の心がけをする
②献血できない人(年齢や制限がある方など)はSNSなどで友人や知り合いに献血参加の呼びかけをする

新型コロナウィルスの自粛状況で献血自体も減少していますので、ぜひ皆さまの善意をよろしくお願いいたします。

参照元:日本赤十字社・初めて献血される方へ 日本赤十字社さま